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時間も早かった為に、いつもの地酒屋「いちべえ」へ
飲みに行く前に、連れ合いの買い物に付き合った。
目当てはチーズ。
なにやらフルーツチーズをお探しのようで。
最近はチーズも盛んで、試食を次々とさせてくれる
お店が増えてきた。
今回、行ったお店も普通のデパ地下街のような
一角にあるチーズ売り場「チーズ王国」
結構チーズも良い値段がするものだが、
その中で何種類かの中からどれでも2個で2400円で
買えるコーナーがあった。
私の好きなチーズはウォッシュとブルーだけど、
そこで味見させられたのが
「ブルードーヴェルニュマダムヒサダAOC」
ゴルゴンゾーラくらいなら知ってるけど、
手ごろな値段のブルーチーズ。
約250グラムを1200円で手に入れた。
味見をしたときは値段は手ごろだがしっかりした
青カビの風味を持っていた。
チーズ、特にウォッシュタイプやブルーチーズは
ワインにぴったりくる。
すこし重いボディの赤にしっとりとくるブルーなんか
いいね。
これから地酒屋に行こうというのに、
ワインを思い浮かべてしまう。
結構、何を飲むかは食材でも決まってくる。
また飲む酒で食材も選んでしまうね。
開店間もない「いちべえ」の店内はもちろん私たちだけ。
一杯目は普通に酒を頼んだが、どうも後ろに置いた
荷物が気になる。
ば:「ねぇ社長(桂馬さん)、ブルーチーズに合う
日本酒ってあるのかしら」
桂:「そうだね。しっかりとしていて癖を持った
酒ならいいと思うよ。
こんな熟成酒なんかかな」
そう、言いながら見せてくれたのがこの酒だった。
桂:「でも、うちはチーズは置いていないよ。」
ば:「実は、今、・・持っているんだ。少し出してもいい?」
桂:「ああ、いいよ。少し切ってくるよ」
まだ他にお客も居なかった所為もあるんだろうけど、
快く持込を許してくれた。
まずはチーズ。この「ブルードーヴェルニュ」は、
「ロックフォール」と同じ牛乳製の青カビチーズ。
見た目の青かびはやや大きくてしっかりついてます。
青カビの風味は結構強くて、私好みw
乳の香りと青かびはなかなかのバランスで
すばらしいチーズです。
食感はねっとり系。安売りしていたのは熟成度が
丁度いい所為でもあったんだな。
ちょっとくる舌の先のピリッ感も青カビチーズらしい
刺激です。
ただ、青カビの風味はしっかりと感じられるけど、
クセはさほど強くも無いので、
意外とブルーチーズとしては食べやすいチーズです。
一方、盃になみなみと注がれた日本酒は琥珀色。
古酒を思わせる色 2004年製だから4年ほど
熟成したのだろう。
見かけより香りはおとなしい。甘い草原の香り。
さぞや酸味も強いだろうと思いや、
甘味と酸味のバランスがいい。
なんともいえないコクが舌をくすぐる。
日本酒というかワイン、それも少し荒い
貴腐ワインを想像した方がぴったりとくる。
なかなか面白い、いや、いい酒。
舌に残っていたブルーチーズの癖を
洗い流して、酒の印象が冴え渡る。
ブルーチーズを口にすると、
日本酒の香りを消してブルーチーズの
香りが鼻腔を抜けていく・・・
酒を口にすると・・・・チーズを口にすると・・・
チーズと日本酒の組み合わせも面白い。
それぞれを引き立てあう逸品が
見つかるものである。
しかし、この酒・・・癖のある料理や肴を見る度に
思い出しそうな酒。
この蔵の普通の純米酒系の酒も
次の機会に試してみよう。
そんなことを思いながら残りの
ブルーチーズを手に店を出た。
残念ながらチーズの画像は撮らなかったので
お店の紹介にあった画像を拝借いたしました。
銘柄 ブルードーヴェルニュ
マダムヒサダAOC
タイプ 青カビ
乳種 牛
原産国 フランス
その他 フランス中央部 オーヴェルニュ地方で作られる
青カビチーズ。
このチーズは有名なロックフォールを真似て作っている。
典型的な青カビのねっとりとクリーミーに
滑らかな食感と青カビ特有の刺激。
銘柄 舞美人 2004年醸造
純米吟醸 常温熟成
無濾過本生原酒
種別 純米吟醸
蔵元 美川酒造場 福井県福井市
原料米 五百万石
精米度 50%
日本酒度 +2
酸度 2.2
アル度 18.2