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掛川から天浜線(天竜浜名湖鉄道)に乗り換えて
宮内に向かった。
単調でつまらない郊外の第三セクター線と思いきや
都会から来た鉄道好きの私にとっては、思いっきり
素敵な路線だった。
レールバスに近い小さい電車ながらセミクロスシート
窓が開かないのが残念だったけど、開放感のある窓と
運転席隣はシートは無いものの運転士と同じ視線で
立つことが出来る。
殆どが25メートルレールで、懐かしいガタンゴトンの
レール音とディーゼルの唸り音の中で郷愁に浸る線路。
この天浜線はJR時代は二俣線というローカル線で
沿線の当時(昭和30年代かな)そのままのような
イメージを残している駅舎も多かった。
比較的真っ直ぐな直線区間を車体を左右に振りながら
がんばったり、築堤や切り通しを潜り抜け
窓ガラスにぶつかる小枝を跳ねながら頑張っていた。
1時間に1本という本数がネックだけど、それ以外は
とてもロマンチックな香りに一杯になれた。
宮内まで1時間の旅を堪能し、下車。
駅前には何もない・・・ところがまた良い
「花の舞」の蔵元まで徒歩5分。
若い女性が迎えてくれた。
タンクから搾り立ての生酒は、まだプチプチしていて
アルコール度も高いのだけど、とても飲みやすい。
醸造酒だったのは残念だったけど、
それでも十分に味わうことができた。
利き酒は樽から出なく、商品として瓶に詰めてある
酒だったけど、次から次と開けてくれるのには
有難かったり申し訳なかったり・・
ちょうど浜松まつりの準備中にも係わらずの
接待に本当に嬉しかった。
蔵を出たのは昼だったので、直ぐに隣にある 蕎麦屋の
暖簾をくぐった。
田舎の風景に似合わず、中は都会の店内の様相でちょっと
びっくり・・だけど、味は一級!
10割蕎麦粉の香りを十分に堪能出来た。
もりそばの2枚盛り・・蕎麦湯は別製の感じで、
濃厚で美味しいものであった。